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冬は寒さや運動不足によって血圧が高くなりがちです。冬に血圧が高くなる原因として、
1)寒いと血管の収縮が起こる
2)塩辛いものを食べがち
3)運動不足による体重増加
などが考えられます。
血圧上昇によって脳出血や脳梗塞、心臓病などが起こりやすくなります。
特に脳の血管はその構造上、他の臓器の血管よりも高血圧の影響を受けやすいといわれています。
では、高血圧の人が冬を元気に過ごすにはどのような点に気をつければよいのでしょうか。まず第一は減塩です。寒いと味の濃いものが食べたくなりますが、調理をする際はできるだけ薄味にすること、ラーメンやそばなどの汁は残すようにしましょう。また寒いので家に閉じこもりがちになりますが、肥満を避けるためには少し汗ばむ程度の運動を1日30分以上、週3回以上するとよいです。ただし早朝の厳寒の中出ていくことは血圧が急上昇して危険です。日中の暖かい時間帯が望ましいといえます。
風呂場やトイレなど、急に寒くなる場所へ行く時も気をつける必要があります。日本家屋ですと風呂やトイレはかなり寒い造りになっていることが多いので、高齢な方は特に入浴前に脱衣所を暖かくしておくなどの配慮が必要です。また寒いと熱い風呂に入りたくなりますが、熱い湯に入ると血圧は上昇します。適温かややぬるめの湯にのんびりつかると血圧が低下して効果的です。その他ストレスや睡眠不足、大量の飲酒なども血圧を上げるので注意してください。
(筑西市協和商工会会報誌「あじさいメール28号」掲載) |
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