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 インフルエンザは、冬期、特に12月〜3月頃に流行するウイルス感染症で、普通の感冒と比較して、症状が激烈で高齢者が発病するとまれに肺炎などを引き起こして死亡する場合があること、非常に感染力が強く、またたく間に流行することから、社会生活上もっとも身近で問題のある病気と言えます。そこでインフルエンザにかからないための予防法をまとめてみました。
 まず第一に、外出から帰ったら、うがい、手洗いを必ず行う習慣をつけて下さい。インフルエンザウイルスは、咳、くしゃみなどからの飛沫により感染するため、喉や手に付いたウイルスを洗い流すことは非常に効果的です。
 第二に、流行時にはなるべく外出を控え、人ごみの中には行かないことです。外出の際はマスクをつけましょう。
 第三に、体力、抵抗力をつけることです。しっかり栄養を取り、過労や不摂生をさけて、十分な睡眠を取りましょう。人間はストレスにより極端に免疫抵抗力が低下し、感染にかかりやすくなることがわかっております。
日常の診療でインフルエンザにかかった人を検討してみますと、過労、睡眠不足の人が意外に多いことを経験しています。
 第四に、室内の湿度を加湿器などで保つようにしましょう。インフルエンザウイルスは乾燥した空気の中で長生きするため、この方法は有効です。 
 最後に、インフルエンザ予防接種を受けることです。これまでの検討で接種者の70〜80%が未羅患または軽症化することがわかっており、重症化する危険性のある65歳以上の高齢者はできるだけ接種していただきたいと思います。
 以上のポイントを実行していただければインフルエンザはけして恐ろしい病気ではありません。もし、突然38℃〜40℃の高熱を出し、同時に、頭痛、筋肉痛、倦怠感、喉の痛み、せきなどが出現した場合はインフルエンザが疑われますので無理をせず、できるだけ早く医療機関を受診して下さい。発症48時間以内でしたらタミフルという薬の服用が症状の軽減に有効だからです。


(筑西市協和商工会会報「あじさいメール 16号」掲載)







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