協和中央病院ロゴ…クリックするとトップページへ戻ります  
 
 
医療法人恒徳会
協和中央病院 
健康医学管理センター
   (人間ドック)
協和南病院
協和ヘルシーセンター
大和クリニック
訪問看護ステーション
  愛美園

在宅ケアサービス
医療福祉支援相談室
通所リハビリテーション

社会福祉法人恒徳会
すみれ園
菫授園
桃香園
恒幸園

地域リハ・ステーション

■出張・研修の報告

ネットワーク病院

機関紙『はぐるま』

医局だより

グループニュース

メール

アクセスマップ

久野恒一メモリアル
研修・学会の報告-病院中堅職員接遇研修会に参加

期 間 平成25年2月17日(日)
場 所 東京大学医学部付属病院 中央診療棟(文京区本郷)
参加者 薬剤科 舟橋由香子
研修内容

医療安全、リスクマネジメントの概念が医療機関に浸透するに従って、薬剤師業務に於いても要求される内容が変貌してきていると感じている。少なくとも、法的な動きや、社会的な目線は、医薬品にまつわる有害事象について、きちんと事前に把握できる範囲で、未然に防ぐべきという意識になってきているのではないか。2010年に医薬品安全情報等管理体制加算(50点)、さらにそれに一歩踏み込んで2012年に病棟薬剤業務実施加算(100点)が新設されたことはその現れと受け止めている。
本フォーラムの内容は、4病院(いずれも大学病院、特定機能病院)からの事例報告で、どの医療機関でもすぐに取り入れられる体制ではないが、どのように公平に(メーカー目線ではなく医療従事者目線で)医薬品情報を評価し、どのレベルの段階で、どの職域に周知するのが効果的なのか、といったヒントを拾うことができ、それを当院の状況にどのように生かしていけるかを考えるきっかけとなった。
今回の収穫としては、一般的なチーム医療の概念である「ミクロのチーム医療・・・患者を中心とした医療従事者のチームワーク」の他に、「マクロのチーム医療・・・病院全体でリスク因子を把握し、それに対して各部門が適切な働きをするために情報共有する」という新しい捉え方を今後取り入れていくべきと感じたことだ。
それぞれの演題で、具体的な取り組み、さらにはそれによってどのような効果があったか、という評価まで加えられていて、参考になった。
医薬品の情報なくして薬剤師業務はできない、と考えている。これまで医薬品情報処理は片手間で行われており、その膨大な情報量がゆえに業務体系としてなかなか確立しづらい面があった。勿論、病棟薬剤師からの現場情報のフィードバックも、さらなる医薬品情報の付与に貢献する。病棟薬剤業務実施加算を算定するためにクリアすべく条件は、決して容易くはない。しかし、与えられた仕事をただこなしていくのではなく、徐々にでも新しいスキルを習得し、少し先を見据えながら不備な点を改善し、最終的に病院全体の情報の透明化が図れれば良いと感じた。

 

ページトップへ



Copyright © Kyouwa Chuo Hospital All Rights Reserved.