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研修・学会の報告-病院中堅職員接遇研修会に参加

期 間 平成24年11月17日(土)
場 所 茨城県結城看護専門学校
参加者
新館3階病棟   主任看護師   吉村順子
新館3階病棟   看護師   岩田幸子 
北2階病棟      主任看護師    塚澤弘美
北2階病棟                看護師   外山美帆
新館2階病棟        看護師    田原 唯
研修内容

認知症の患者さんは、一人の人間として最適の治療とケアを受ける権利を持っている。
私たちは認知症の病気としての理解を深め、ケアを提供していく必要がある。
アルツハイマー型認知症:(中核症状)記憶の障害・失見当・計算・思考・言語・判断力・左半側空間無視
脳血管性認知症:(中核症状)記憶障害・意欲低下・空間失認・感情の起伏が激しい
レビー小体型認知症:(中核症状)パーキンソン症状・幻視体験・認知症状
ピック病:(中核症状)人格異常・常同行動・立ち去り行動・時刻表的行動
中核症状:認知症になると必ず症状が現れる
行動・心理症状(BPSD):物的環境・人的環境が大きく影響する(幻想・妄想・俳廻・異食・攻撃的行動・危険行動・夕方不穏行動・ケアへの抵抗など)
一番大きな要因は人的環境:知らない人・怖い人・自分の環境に合わない人・圧迫感のある人・叱る人・優しい人・話を聞いてくれる人
周辺症状は関わり方・対応・接し方で小さくできる
記憶障害:(出来事の記憶をなくす・覚えられない)感情は伝わる・言葉が理解できない
起こりうるBPSD(興奮・うつ状態・暴力・不潔行為・俳廻)
必要な対応:同じことを何回も親切に伝えていく・目線を合わせる・何ができ何ができないのか把握する・あせらないで対応する
見当識障害:(今はいつ・ここは何処・あなたは誰)なぜここにいるのか分からない
必要な対応:24時間行動をシートに記入・利用者を一人にしない・あいさつする・声かけをする・マニュアル作成(同じ対応ができるよう)
失認:見えているけど見えてない・他のことを考えていれば聴こえない
左空間無視:訓練は左からアプローチ生活は右からアプローチする。
安全に行動できるよう対応
病態失認:歩けないのに歩けると思う・麻痺があり階段を上がれないのに上がれると思う
必要な対応:右利き、左利き・箸の使い方が分からない・細かく観察し状態に合わせて対応する・一緒に食事をする・テンポを合わせる
失行:(目的を持った行動ができない状況)洋服の着方が分からない・食べ方が分からない
必要な対応:一緒に服を着る動作を一緒に行うことが大切・支障ないようサポートする
今までのその人の生活を知る・その人らしさを尊重する・認知症の人の言葉や行動の事実確認し整理する・共感し心と魂に触れるなど。認知症の人は相手の気持ちを読み取っています。上手く言葉や動作で表現できないだけです
研修を通し、認知症患者様の理解を深め、対応について改めて考える事が出来ました。
私たちの感情が伝わり感じ取っている。認知症患者の思いを分かち合い、ケアにつなげたいと思います。

 

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