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研修・学会の報告-病院中堅職員接遇研修会に参加

期 間 平成20年9月10日
場 所 茨城県看護研修センター
参加者 服部恵(北1階病棟 看護師)
 

テーマ 「看護倫理」
 倫理とは、人間関係における道徳であり、道理である。そして答えのないものである。
      倫・・・人と人との仲間・間柄を意味する。人の輪と書く。
      理・・・物事の節目・道理を意味する。
 自分がいるから相手がいる。そして相手がいるから自分がいるものであり、人は一人では生きていけない。また、一人では生きられない。目にみえないところで支えあっている。そして個人の内面的原理が看護感にもつながってくる。自分を知ることは重要であり、考えながら行動すると早い段階で誤ちを修正できる。自分の足りないことに気付かない人は、修正できないので成長できない。
 看護倫理とは、看護に答えはないことから、応用倫理であり、頭で分かっていても実践でいかさなければ意味がなく、また、相手にも伝わっていなければ意味がない。
 医療倫理とは、特別な事ではなく日常的な診療の場面で直面する倫理問題の解決を目指すこと。看護倫理において重視されている「ケアの倫理」と重なる部分も多いが、医療倫理は診療の現場で生じているジレンマの解決を目指すという実践的性格が強い。
 ケアの倫理とは、他者を気遣い、配慮し、共感すること。思いやれるということは、見えないものを見ていく力である。ケアが自己犠牲でないのは、自己へのケアを含んでいるからであり、ケアをすることを通じて患者様や家族から学ぶことや、自分がケアされているからである。
 今回の研修に参加したことで看護に限らず日常を振り返る事ができ、改めて考えさせられる事が多々ありました。人としてのあり方や相手あっての自分である事、人は支えあっているから生きられる事、等自分自身を見つめ直す良い機会になりました。看護において倫理的な視点で問題に気付けるという事は、自己の人間観・看護観といった価値観があるからであり、患者様にまつわる倫理的な課題についてスタッフ間で協議し、結果に基づきケアを提供する事で、ケアの質の向上をもたらすと共にケアを提供しながら、自らの倫理的・道理的な感受性を高めていくことへと繋がるものだと改めて実感しました。また、看護師は自分の価値を強要せず、患者様の信念や価値に最も近い医療の選択肢から、患者様自身が検討できるように援助していくことが大切なことです。日常の業務の中で、問題に対して模索し葛藤の毎日であるが、その分、自分を見つめ直す事で成長し続けることもあると思いました。今回の講義は、とても素直な気持ちなりました。今後の看護に活かしていきます。
 

 
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