茨城県栄養士会研修会
「日本人の食事摂取基準2015年版」について
日本人の食事摂取基準は、国民の健康の保持・増進を図る上で、摂取することが望ましいエネルギー及び栄養素の量の基準を示すものである
食事摂取基準2015年版の使用期間は、2015〜2019年度の5年間である
主な改正のポイント
1、策定目的に、生活習慣病の発症予防とともに、重症化予防を加えた
・エネルギー・栄養素と生活習慣病(高血圧、脂質異常症、糖尿病、慢性腎臓病)
の発症予防・重症化予防の関連についてレビューを行い、検討
2、エネルギーについて、指標に体格(BMI)を採用した
・エネルギーの摂取量及び消費量のバランスの維持を示す指標として、BMIを採用
・成人期を18〜49、50〜69、70以上の3つの区分に分け、目標とするBMIの
範囲を提示肥満とともに、特に高齢者では低栄養の予防が重要
3、生活習慣病の予防を目的とした目標量を充実させた
・ナトリウムについて、高血圧予防の観点から、男女とも値を低めに変更
・小児期から生活習慣病の予防のため、食物繊維とカリウムについて、
新たに6〜17歳における目標量を設定
食事摂取基準を活用する場合は、PDCAサイクル(P:計画、D:実施、C:食事評価、A:改善)に基づく活用を基本とし、食事摂取状況のアセスメントを行い、食事摂取基準と比較し評価を行い 健康の保持・増進、生活習慣病の予防につなげていく事が大切である
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