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期 間 |
平成25年5月17日(金) |
場 所 |
フェリベールサンシャイン(水戸市白梅) |
参加者 |
新館3階病棟 看護師 主任補佐 小口秋子
北2階病棟 看護師 主任心得 鈴木明美
北2階病棟 看護師 主任補佐 谷貝さゆり |
研修内容 |
今、看護現場に必要な部下指導の知識とスキル
今回、H25年茨城県看護連盟看護管理ワークショップ研修に参加させていただきました。今回の研修では、「今、看護現場に必要な部下指導の知識とスキル」というテーマであり、実際指導する立場になってきている自分にとって、とても興味深い内容でした。一昨年、実習指導者研修にも参加させていただき、「今どきの学生」に対する指導とは・・・と学ばせていただいたのですが、実際指導にあったてみると、自分の思うように指導できなかったりすることもあり、再度指導の知識とスキルについて学ぶことができたのでここに報告します。
研修の中で、私が「なるほど!!」と思ったことは、「私の普通」は「絶対的な普通」ではない!ということです。指導などをするときに、つい「昔はこうだった」「わからないなら普通聞いてくるよね」「看護師たるもの普通こうするよね」などと自分の価値観で物事を考えてしまっていました。しかし、一人ひとり生活環境、ライフスタイルも違うため、自分で普通と思っていることでも、相手にとっては普通ではないことが多いということを改めて気づきました。また、ゆとり教育、バブル崩壊ジュニア世代の人たちは、評価されることになれていて、できないと思われるのを嫌い、できないことも「できません」と言うことができない。そのため、相手の言葉だけで判断するのではなく、客観的・多角的にアセスメントすることが大切であることがわかりました。指導する場合につい、「あれも教えたい。これも言わなくちゃ」などと一度に多くのことを説明してしまいがちになってしまいますが、きちんと相手の理解度、キャパシティをアセスメントし指導することが重要です。
次に指導のポイントとして、説明型の指導の際には、相手が理解できたのか、何がわかったのか相手のを言葉で言わせることが重要で、その時に相手が答えられないときや、わからないと答えたときは、「すごく大切なことだからよく考えてみて」「じゃあ、二日後に聞くよ」と、一度考えさせる機会を作り、指導する側もきちんと確認する。そうすることを何度か繰り返していくと、きちんと考えるくせがついてくる。一回説明したから・・・、教えたから・・・ではなく、何度も繰り返し教えることが大切です。自分が新人のころは、自分からどんどん先輩ナースに声をかけたり、わからないことなどは聞いたりしていましたが、コミュニケーション能力低下している人もいるため、相手から聞いてくるのを待っているのではなく、こちらから「○○した?」「相談することはない?」などと相手に問いかけることが大切だと気づきました。
今回の研修に参加させていただき、改めて指導方法について学ぶことができました。今の新人スタッフなどはこれからの看護を支えていく人材であるため、私たち先輩ナースが大切に育てていかなくてはなりません。今回学んだことを胸にスタッフ一人ひとりの価値観を考慮し、患者様にとって何が良いのか、お互い意見を言い合える環境を作っていきたいと思います。先生の話も面白く、とても楽しい研修でした。ありがとうございました。 |
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