少子高齢者社会を迎え、医療費はドンドン高騰し、既に健保連の9割が破綻しかかっている。20年後の医療費は約2.5倍の約81兆円(老人医療費は現在11兆円で将来は45兆円になる予測)になる。現状の医療提供体制で推移した場合には、国民皆保険制度は崩壊してしまう。早急に根本的な医療構造改革をしないと、医療・介護保険は壊滅する。経済財政諮問会議が提示しているような医療費に総枠制をとられると、"痛み"は誰が負うのか?非常に問題である。医療機関は保険外診療で逃げられるが、結局、患者に掛かることは目に見えている。患者負担が掛かると国民は医療機関に必要最小限しか掛からず、医療界全体が脆弱化する。そのために、医療・介護は無料化する方策をどの様に構築するか?が問題である。これは医療界自身が考えなければならない問題である。 |