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『第8回 恒貴会研究発表会』を全職員対象に、平成24年2月16日(木)協和中央病院4階講堂にて行いました。恒貴会教育委員会主催による今回の研究発表会は、北2階病棟・新館3階病棟・協和ヘルシーセンター・通所リハビリテーションから発表がありました。 (参加者:約130名)


【 研究発表 】

演題1 『身体拘束(抑制)に対する意識調査と今後の取り組み方』
演者 協和中央病院 北2階病棟 看護師 森嶋 三千代
共同研究者 鳩貝佳美・小曽戸裕子・稲葉未希
 
 当病棟は平均80歳代と高齢者が多く、認知症、脳血管疾患後遺  症で理解力・判断力の低下や麻痺がある患者が多い。そのため、治療や安全を確保する点から、全体の3割が何らかの身体拘束(抑制)を行っている。看護の日に、身体拘束に関する看護体験を行った。その体験を経た当病棟看護師が身体拘束についてどのように考えているのかの意識調査を行ったのでここに報告する。

演題2 『転倒・転落事故』 〜分析と今後の課題〜
 演者 協和中央病院 新館3階病棟 看護師 朝倉 寿江
           共同研究者 中野純枝・篠崎淑子・谷中弓美
 
 高齢化社会が進む中、当病棟でも高齢者が約8割を占めている。高齢者の転倒・転落事故は生活活動や精神活動の低下を招きやすい。リハビリの進行やADL向上を促進する一方で転倒・転落事故が多く発生している現状に多くのスタッフがジレンマを抱えている。今回、インシデントレポートから各症例を振り返り、より効果的な事故防止策に生かしたいと考えた。

演題3 『リスクに対しての多職種協働による取り組み』
演者 協和ヘルシーセンター 介護福祉士 稲見 周一
共同研究者 幸田小夜子・桑野章
 
 介護老人保健施設は日常生活に援助が必要な方がリハビリや生活の支援を受けながら生活を送る施設であり、利用者の状態や支援の内容も千差万別である。また多職種による総合的なケアサービスを提供する施設であり、情報の共有や目標の統一は非常に重要であると考える。
 当施設でも「相手の立場に立つ」を基本理念に置き、利用者個々の生活を支える総合的なケアを模索してきた。適切なケアを提供する為にカンファレンス等により情報共有に努めてきたが、周知徹底が図れていない事による提供するケアのばらつきや事故のリスクが増大してしまう等の問題が多々見られ、当施設におけるヒヤリはっと・事故報告書の内訳を見ても、情報伝達ミス・見守り不足・環境調整の不備等による転倒などの事故が過半数を占めている状況があり、委員会においてリスクへの対応や情報共有についての新たな取り組みやアセスメントシートの導入を行ってきたのでその過程と考察を報告する。

演題4 『通所リハビリ利用者のサービスに対する意識調査』
演者 協和中央病院リハビリテーション科 通所リハビリテーション
主任 野寺 和幸
     共同研究者 柳沼紀美子・飯田京子・田村光・久保田菜央
 
 日本は、すでに本格的な高齢社会へと突入しているが、今後も総人口に占める65歳以上の高齢者の割合は急速に増加し、超高齢社会が到来することが予測される。
 こうした中、介護問題は老後生活における最大の不安要因となり、真に介護を必要とする人のために、必要な介護サービスを総合的・一体的に提供し、社会全体で介護体制を支える仕組みとして介護保険制度が創設・施行され、今年で12年目を迎えている。
 制度施行当初から比べると、日本の厳しい財政状況、介護サービス利用者数の増加、介護ニーズの多様化といったように、介護を取り巻く環境も、著しく変化しているのが現状である。
平成24年4月には、診療報酬・介護報酬のダブル改定も控え、関係省庁では、改定に向けての様々な議論がなされているところであり、「通所リハビリテーション・介護予防通所リハビリテーション」についても、意義の明確化が図られるであろうと予測される。
 そこで、当事業所では、利用者の皆様の意識やニーズを的確にとらえ、サービスの質の向上を図り、柔軟かつ厚みのあるサービスを提供すべく、また、来年度の介護報酬改定へ向けての事業展開の判断材料として、利用者を対象にサービスについての意識調査を実施したので、調査結果について考察を加え報告する。



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