『看護の日』である5月12日は、近代看護を築いたナイチンゲールの生誕日です。これからの21世紀の高齢者社会を支えていくためには、看護の心、ケアの心、助け合いの心を私たち一人一人が分かち合うことが必要です。こうした心をだれもが育むきっかけとなるよう1990年に制定されました。そして12日を含む週の日曜日から土曜日までが『看護週間』となっています。
この週には「看護の心をみんなの心に」をテーマに、気軽に看護に触れていただけるような様々な行事が全国各地で開催されています。
当院においても毎年恒例で、「まちの保健室」として、地域の方々が気軽に健康について相談できるよう、健康チェック、健康相談などを行っています。
今年も協和カスミ店様のご協力をいただき、5月13日に看護の日のイベントを開催しました。買い物帰りに立ち寄ってくださった方々など約100人の地域の皆様に参加していただきました。内容は血圧測定、体脂肪測定、ストレスチェック、健康相談などを行いました。ストレスチェックは「測ってもらいたい」と言われる方が多く、大好評でした。ストレス値が低い方が多い中で、7%の方が高い値でストレスを強く感じており、話をうかがう中で個別相談させていただきました。ストレスは単に心の問題ではなく、身体全体に関わる切実な問題です。効果的に休息をとる、気分転換を図るなどが大切であり、今後も相談の窓口となれるよう活動をしていきたいと思いました。また新型インフルエンザが流行したため予防推進として、咳エチケット、手洗いについてのパンフレットを配布し、注意を呼びかけました。
地域の方々の多くの声を聞く中で、その交流を通し、健康への意識、関心の高さや医療ニーズを実感できた一日となりました。
今後も地域住民の健康意識向上に関われるようスタッフ一同、日々精進していきたいと思います。
協和中央病院 看護部 新館3階 主任 吉村順子
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