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 平成20年2月22日(金)協和中央病院4階講堂において、恒貴会教育委員会主催による「第5回 恒貴会 研究発表会」を開催しました。今回の研究発表会は、地域ケア連携室・新館3階病棟・北1階病棟・認知症対策委員会・南2階病棟・北1階病棟から発表がありました。
 この研究発表会は、恒貴会に勤務する職員の能力の開発と向上を図り、安全で良質な医療と介護サービスを地域社会に提供し、貢献することを目的として行なっています。さまざまな部門から業務上で問題になっていることや改善が必要なことを研究しその対応策を検討し実践していくことが、業務改善につながると考えます。

【研究発表】
演題1 
『一人暮らしの高齢者を支える』

〜日常生活自立支援事業(地域福祉権利擁護事)を活用して〜

演者:地域ケア連携室 高島知子
共同演者:池田玲子、稲葉紀子

地域ケア連携室では、近年の核家族化の進行などにより、一人暮らしの高齢者のケースに関わることも多くなってきています。住み慣れた地域で、一人暮らしの継続を支援していくうえで、しばしば生活上の様々な問題が起きることがあります。特に、身体状況や認知症状の変化に伴い、判断能力の低下し、福祉サービスの適切な利用、金銭面の管理等に支障をきたすことは、一人暮らしを継続していくうえで重要な問題となっています。当連携室において、介護保険サービスと、日常生活自立支援事業(地域福祉権利擁護事業)の制度を活用し、一人暮らしの軽度認知症高齢者の支援を継続している事例を紹介するとともに、今後一人暮らしの高齢者支援においての課題等について考察していきたいと思います。

演題2 『自宅訪問における看護師同行の価値』 

〜患者アンケートをとおして〜

演者:新館3階病棟 看護師 菊地美江
共同演者:廣瀬裕美、川連和香子、山本由紀

亜急性期病棟にて、自宅訪問を受けて退院した患者様に対してアンケートによる追跡調査を行い、その患者様・ご家族の自宅での生活状況について様々な意見が得られた。それにより、的確な療養指導や患者様・ご家族のニーズにより近づいた看護やケアの提供ができたなど、自宅訪問時の看護師同行の価値が明らかとなった。そして、看護師としての視点を強調し、他職種との連携・調整を積極的に行うことが重要であることもわかった。

演題3 『ワークシート活用による継続性のある皮膚の観察について』

〜アンケート調査による改善策の評価〜

                    演者:北1階病棟 看護師 稲葉佳世子
共同演者:亀田直美、前島喜代美

 整形外科患者の多くは、痛み・安静により体動困難を強いられることが多い為、当病棟では入院時にアセスメントを行ない、褥創対策適応者へオフサイト貼付を行なっている。しかし、入院時の褥創アセスメントとドレッシング材の貼付は行えているものの、その後の継続した観察ができていないという問題がある。
今年度よりワークシート欄に褥創対策者の項目が作られたが、活用できていなかった。今後、継続した皮膚の観察を行なう為にはどのようにしたら良いかをアンケート調査を行ない今後の看護ケア・業務改善について検討する事が出来たのでここに報告する。

演題4 『認知症対策委員会活動報告』 

〜院内デイケアの試みを中心に〜

演者:南2階病棟 塚澤弘美
共同演者:リハビリ科 菱沼勝巳、地域ケア連携室 青柳利之

認知症対策委員会は、年々増加する認知症の方が、入院されたときに発生する療養上の諸問題を、急性期病院の役割を果しつつ可能な限り解決し、より良い療養環境を作りあげることを目的に、2002年の2月に設置されました。また、昨年の12月から新たな試みとして、院内デイケアの活動を始めました。これは、入院されている患者様の中で、睡眠障害や廃用性症候群などにより、認知症の症状や心身の不活発状態に陥った方を対象に、体操療法やレクリエーション療法をお提供するものです。
 今回は、認知症委員会が過去に行って来た活動報告と併せ、院内デイケアの試みについて以下のことをご紹介させていただきたいと思います。
1.院内デイケアの目的 2.心身の活動性を高める体操療法やレクリエーション療法の紹介 3.担当スタッフの配置 4.実施状況 5.期待される効果 6.今後の課題と展望 7.まとめ

演題5 『不穏患者様へのアプローチ』 

〜アロマテラピーを導入して〜

演者:南2階病棟 看護師 三橋真理子
共同演者:稲葉久子、阿久津敬子

脳血管障害の患者様は、意識障害、運動障害、言語障害をきたしている人が多く、精神的、身体的ストレスが多い。そこで、アロマテラピーのリラックス効果を活用し、ストレスを軽減し、不穏が落ち着き、より安全な医療を提供することができないかと
考え使用したが、効果が得られたのでここに報告する。

演題6 『手洗いについての意識調査』

〜グリッターバグ(手洗い評価キット)を使用して〜

演者:北2階病棟 看護師 清野紗智子
共同演者:植木充枝、廣瀬順子、稲葉未希、片岡千賀子

個々の手洗いに関する意識と実態を把握するため、この研究を行いました。グリッターバグを使用しての手洗い観察では、全員に洗い残しがありました。実際に見て確認する事で意識の向上を図ることができ、2回目のグリッターバグでは洗い残しなし、または減少との結果になりました。今回の結果を踏まえ、手洗いの重要性を再認識し、手指消毒薬・手袋の使用とともに、感染予防に努めていきたいと思います。




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