21世紀の高齢化社会を支えていくためには、看護の心、ケアの心、助け合いの心を、広く国民が分かち合うことが必要です。このことを、老若男女を問わず誰でも認識するきっかけとなるように「看護の日」が制定されました。近代看護を築いたフローレンス・ナイチンゲールの誕生日にちなみ、看護の日は5月12日に制定されています。 当院においても毎年恒例で、看護の日のイベントを開催しています。学校の保健室が生徒の相談場所や癒しの場となるように、地域の方々が健康問題について気軽に相談できる「町の保健室」として、健康相談や健康チェックを実施しています。今年もカスミ協和店様のご協力をいただき、5月9日に看護の日のイベントを開催しました。親子連れの買い物帰りの方や、ポスターを見てわざわざ足を運んでくださる方、通りがかりに気になり「何やってんだぁ?」と寄って下さる方など、約150人の大勢の地域の皆様に参加いただきました。内容は血圧測定、血糖測定、体脂肪測定、ストレスチェック、健康相談などでしたが、このイベントを通して地域の皆様の健康に対する意識・関心の高さを知ることができました。いつもと環境が変わった院外で、地域の方々と交流が持てたことは、新鮮であり、たくさんの元気を頂きました。参加したスタッフ一同、看護の質の向上を目指し、今後も地域医療に貢献できるよう日々精進したいと思います。
協和中央病院 看護部南2階主任 大和田 和美