平成19年4月21日（土）、地域リハビリテーション広域支援センターの事業の一環として、地域住民講座「地域リハビリ講演会」を開催しました。
　場所は協和中央病院講堂、参加者は認知症患者のご家族・施設職員・病院職員等、約190名で大盛況もとに開催されました。
　今回は「脳のリハビリテーション」をテーマに、認知症の診断・治療における日本の第一人者であります、筑波大学臨床医学系精神医学教授の朝田 隆先生を講師に迎え、ご公演をいただきました。
　内容は、認知症の予防と治療についてでしたが、非常に分かりやすく、また参考になるお話をいただくことができ、参加者の皆様も満足された様子でした。
　その公演内容を以下にまとめます。

認知症の予防に重要なこと (1)運動 （ウォーキング・サイクリング程度の軽い運動） 　 (2)食事 （青魚：鮭 　緑黄色野菜：ブロッコリー・小松菜 　お酒：赤ワイン・お茶) 　 (3)休養 （30分以内の睡眠が記憶の固定に良い） 　 (4)勉強 （ぬりえ・計算・音読など）⇒科学的根拠はまだ無いとのこと 　 　 　 認知症の治療（非薬物的） (1)芸術療法： 絵画・造形など（既成概念を除くことが重要） 　 (2)音楽療法： 認知症患者の精神安定に有効 当院では、地域住民の皆様の健康に少しでもお役に立てるよう、今後もこのような事業を推進してまいりますので、是非ご利用ください。 （　協和中央病院　リハビリテーション科　科長　須田浩二　）

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