| | | 協和中央病院 臨床実践能力レベル | | *看護技術の向上を目指して | | |
| | | | 2006.9 | | | | |
レベル | レベル 1 | レベル
2 | レベル 3 | レベル
4 | 評価 | |
目標設定 | 基本的な看護が安全に行える実践力強化、看護師としての土台づくり | 個別的看護の実践・看護師として柱確立 | 実践的なモデルとなる | 達人レベル・教育的役割 | | |
到達目標 | 当院における手順に沿って、基本的な看護技術ができる | 看護過程を踏まえて看護実践ができる・自立 担当看護師の役割と責任を果たすことができる | 看護実践においてロールモデルとなり後輩を指導する。チーム内でリーダーシップを発揮 | チームメンバーの方向づけや育成を行い、目標達成に貢献する | | |
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看 護 技 術 | 看 護 実 践 能 力 | 技術力 | 指導を受けながら、安全安楽に基本的援助ができる | 自ら安全安楽な基本的援助ができる | コメディカルと協働して安全、安楽に実践できる | 人工呼吸器使用患者等、反応や状況に応じた柔軟な個別的ケアが | 安全・安楽な質の高い看護を | |
・食事、排泄、清潔、移動、他 | 個別的ケアが実践できる | 業務改善を働きかけられる | 実践できる | 提供できる | |
部屋番業務ができる | 入院から退院までの看護が提供できる | 自ら状況を判断し、対象に適した看護が実践できる | 部署目標を達成するための活動を提供することができる | | |
・観察、技術 | 複数患者の看護ケアの優先度を考えて行動できる | 看護の実践において知識と経験に基ずいた状況把握ができる | 看護の質、記録のレベルアップのための企画運営ができる | | |
| 新人指導ができる | 研究結果に基ずいた技術の提供ができる | 自己のキャリア開発を目指す | | |
アセスメント力 | バイタルサインの正常、異常が判断でき報告できる | バイタルサインから総合的な判断をし速やかに報告できる | 早期に異常を判断し救急処置、他の事態に敏速に対応できる | 緊急事態に敏速に対応し、リーダーシップが取れる | 対象の状況を適切にとらえる | |
・血圧、体温、脈拍、呼吸、酸素濃度 | 正しく観察し適切にアセスメントできる | 複雑なニーズをもつ対象の介入や困難な対象の看護展開ができる | 対象の特性を瞬時に捉え様々なアプローチで適切な看護を提供できる | | |
| 意図的な情報収集により問題を明らかにし、優先度を考 | | 創造性のある看護の提供を目指すことができる | | |
| 慮した計画が立案できる | | | | |
リスクマネジネント力 | 指導を受けてインシデントの報告ができる | 自らインソデントの報告ができ対応できる | 自らインシデントを報告し又、システム変更に関する情報が提供できる | システム変更にリーダーシップがとれる | 危機管理システムの効果的かつ | |
・リスクを感じることができる | 自己発生時のケア優先度を考慮した計画が立案できる | 自らインシデントを報告し対策、評価、分析ができる。指導ができる | リスク感性向上の教育に参画できる | 柔軟に運用する | |
・トラブル対応時の姿勢を身につけ状況判断、対応できる | 最低限のルール、職務マニュアルを遵守した職務が遂行 | 感染症対策の徹底と指導ができる | 院内部署の安全管理ができる | | |
・感染防止の行動がとれる | できる | | | | |
・スタンダードポリコーションの実施 | | | | | |
マネジメント力 | 患者指導:テキスト、パンフレットを活用して家族を含め | 看護計画に沿って自立した援助ができる | 他部署との連携ができ回復過程進むためのコーディネートができる | 他のケア提供者と協力して周囲にある資源調整し、患者家族のために | 周囲にある人的、物的資源を活用 | |
実施できる | 手技的技術の殆どを習得し、理論的知識、臨床経験を患者家族 | 状況を様々の要因から見るのではなく全体として把握することができる | 最も効果的な活動ができる | し患者、家族を考えた指導ができ | |
| のケアの場面で実践できる | | 反応を評価しながら個別的な指導ができる | る | |
コミュニケーション力 | 同僚、指導者と良好なコミュニケーションがとれる | スタッフ同士、報告相談ができる | 職場において意見を言い合える | 関係をより良く変化させるためのコミュニケーションができる | 目標達成のためのより良いコ | |
記録により正確な伝達ができる | | チームの良好な人間関係の成立を支援できる | 目標達成に向けて病棟内外の職種とのコミュニケーションを図り連絡 | ミュニケーションをとる | |
行 動 特 性 | チームワーク | 自分から進んで他チームメンバーに協力し、援助を行っ | 他のチームメンバーの能力や行動の特殊性を把握し、それに応じた | チーム内に問題や確執が起こった時、それを自分が中心となって前向きに解決し、さらにチームワークを強化して、チームの | チームの一員として目標達成に向けた | |
ている | 形で動議づけしたり、やる気を引き出したりしながら、チーム全体の | 総合力を高めている | | 協調的な行動がとれる | |
| 前向きな雰囲気をつくりあげ、モラルを高めている | | | | |
リーダーシップ | | 自分なりに方針を考え、それを部下全員に伝えると同時に、仕事の | 自分の考えに基づいて組織全体の方針を打ち出し、その方向に部下を | 自ら部署の方針を打ち出し、部下全体から高い信頼性を得ながら、その方 | 組織の方針に沿った目標・戦略・ピ | |
配分や評価などにおいて、すべての部下を公平に扱っている | まとめて動かすために、本人にとって最大限の援助や動機づけを自ら行っ | 向に組織をまとめ動かしている。また、他の部署からも実力の伴ったリーダ | ジョンを示しその方向に動機づけ、動 | |
| ている | ーであると認識されている | かすことができる | |
達成志向性 | 上司の指示がなくても、自分自身が達成に向けて努力し | 自分自身の目標は、必ずそのとおり達成できるまで何があってもあ | 標準なレベルでは飽き足らず、常にチャレンジングな目標を設定し、それ | 自分自身ではなく、部門全体及び部下各人の目標を常に意識し、それが全 | 自分自身が達成しなければならない | |
ている | きらめず、その達成のためなら、あらゆる手段、方法を考え実行する | を達成するまであきらめず、その達成のためにあらゆる手段を駆使しなが | て達成されるまであきらめず、その達成のためにあらゆる手段を駆使しなが | 目標を達成できるまであきらめずそ | |
| | ら取り組んでいる | ら取り組んでいる | の為に万全を尽くすことができる | |
徹底性 | 仕事上でミスや問題が発生した場合には、自分でそれを | 仕事上でミスや問題が起こった場合、その原因を分析的に追究し | 自分の仕事だけでなく周囲にも目を配り、そこでミスや問題が発生してい | 部門全体に中で業務遂行や品質などの基準を自ら設定し、その基準どおり | システム・ルールどおりに仕事を進 | |
修正し基準どおりの状態に戻している | 今後2度と同じミスや問題が起こらないような対策を講じている | ないかを常にチェックし、何か問題が起こっていればそれをすぐに修正し、 | にいくようなシステム、ルール、マニュアル等を整備しながら、問題やミスの | めることができる | |
| | 再発を防いでいる | 発生を防いでいる | | |
分析思考力 | ある1つの情報やデーターは何が起こっていることを意味 | 複数の情報やデーターを分析し、それらをトータルで考えた場合、今 | 情報やデーターをただ分析しているのではなく、それらの意味することに、 | 状況や環境の変化で普通の人は気づかないような潜在的なものも情報や | より詳細に状況を比較・検討・分析し | |
しているのかを自分で分析し、考えている。但し情報やデ | 何が起こっているかを自分で分析し、考えている | どう対応していけばよいのかの対策も自分自身で考え出し、それを 実 | データーから分析し、それにどう答えればよいかについての対策を自分で | 有効的な対応や計画を立てることが | |
ーターを見て全体が意味していることまでは考えない | | 行可能な形にしている | 考え出しそれを実行可能な形にしている | できる | |
専門性 | 今の仕事に必要となる最低限の知識は持っており、それ | 自分から今必要なレベル以上の専門的な知識を拡大しようと身に | ある領域に関する専門的な知識を網羅的に持っており、その専門的知識 | 左記に同じ | 職場に関する専門的知識を有し、そ | |
を実際に仕事に活用し使っている | ついた専門性を実際に仕事で使っている | にと基づいた仕事を行っている | | れを活用している | |
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対人感受性 | 相手の伝えようとしていることは、その言葉の内容とそれ | 言葉では明確に表現されていないことでも相手の雰囲気からその | 相手の伝えようとする内容(言語的、非言語的)をただその通り理解する | 相手の伝えようとする内容(言語的、非言語的)をただそのとおり理解する | 相手の気持ち、感情を適確に理解し | |
にまつわる相手の感情も含めて理解している | とおりに正しく観察している | だけでなく、自分のことのように共感的に受け止めている | だけでなく、自分のことのように共感的に受け止めている | 配慮できる | |
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自発努力 | 自分個人の仕事としては規定されていないことでも、上 | 自分個人の成果よりも、組織全体の成果を重視し、それが達成でき | 組織の命令や目標を理解し、その鉄製の為に必要であれば、自己犠牲 | 組織全体で決定したことであれば、それが自分の考えとは違ってものであ | 組織の成果を向上させる行動がと | |
司や組織から命令されればそれをその通り実行している | る方向に自分の行動を向けている | (時間、プライベートなど)もいとわないで努力している | ったとしても、その通り従って行動している | れる | |
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教 育 | 専門職業人としての責任を構築する | 院内外の研修を実践に活かせる | 後輩・学生の指導ができる | 看護単位の教育指導ができる | | |
院内研修で教育を深める | | | | | |
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研 究 | 研究活動に参加する | 看護を研究的に取り組む | 研究から看護を深める | 研究開発・変革・推進ができる | | |
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管 理 | チームメンバーの役割ができる | 看護チームのリーダーの役割ができる | 医療チームのリーダーの役割 | 最も望ましい管理行動がとれる | | |
各業務を理解する | 安全・感染・薬剤管理が実践できる | 災害・防災・コスト管理ができる | | | |
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