協和ヘルシーセンター 介護士 飯田裕己

 去る8月28日、「第19回 全国介護老人施設大会 京都大会」に、演題発表者として参加させて頂き、「集団ケアから個別ケアへ〜居室担当制の導入〜」という演題名のもと、施設における利用者様一人一人の人格・個性を尊重したきめ細かいケアの重要性を訴えました。大勢の参加者の前で、自分の意見を的確に伝える事の難しさを実感したのと同時に、他の発表者のとても貴重な体験談を聞く事が出来、自分自身にとって成長の場となる良い機会となりました。
 この「京都大会」以降、仕事に対する意欲が増す等、自分の中で何かが確実に変わり始めています。“個別ケア”を実行する上で、常日頃から利用者様とのコミュニケーションの時間を大切にし、傾聴の姿勢を心がける様になりました。各人との触れ合いは、今まで気付かなかった一面の発見につながると共に、他の(入浴等の)ケアへの入りをよりスムーズにしてくれ、更には、自分自身の生きるヒント・見本にもなり、多くの事を与えてくれると感じています。

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協和ヘルシーセンター 介護士主任心得 海老原雅明

  「京から明日へ、はんなり介護〜一人ひとりに命の輝きを」を大会スローガンとし、全国より各施設での取り組みについての、口演発表、ポスター発表、意見交換が行われました。
また、公開記念講演「介護地獄から幸せ介護」では、諏訪記念病院名誉院長 鎌田實先生と患者様との実際の体験談を聞き、「がんばらない」とはどういうことか、これまで、自分自身が行ってきたケアにたいして、深く考えさせられました。良かれと思い、何度も使ってきた言葉「頑張れ、頑張りましょう」の励ましの言葉で、頑張ろうと立ち上がれる利用者様ばかりではなく、頑張って、障害や末期を迎えてきた利用者様、ご家族様には、その言葉で傷つけてしまうこともあるのです。利用者様はありのままでよいのです。私たち、スタッフが頑張ればよいのです。今回の体験や資料を参考にし、利用者様が、本当にご満足いただけるような介護の提供をめざしていきます。

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協和ヘルシーセンター 介護福祉士 柳真由美

 今回、京都府の国立京都国際会館で行われた第19回全国老人保健施設大会に参加させていただきました。初めての参加で全国の介護老人保健施設のスタッフ、演題発表の多さに驚きました。項目ごとの演題発表、ポスター見学、福祉・医療機器の見学、鎌田實先生の講演「介護地獄から幸せ介護へ」を聞きました。演題発表ではレクレーションについて、他施設の個別・グループでのレクレーション内容について知る事が出来ました。レクレーションによってその人らしい生活を送れる様支援する事の大切さを学び、当施設でも利用者の精神的・身体的ニーズに沿ったレクレーションプログラムを提供していきたいです。また、鎌田實先生の講演で「がんばらない介護」について考えさせられる事がありました。この大会に参加し学んだ事を今後の仕事にも活かし、利用者一人一人の生活の質の向上、相手の立場に立った介護の提供に努めていきたいです。

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協和ヘルシーセンター 主任理学療法士 黒田順互

 第19回全国介護老人保健施設大会が京都府国際会館にて8月27日〜29日に開催されました。全国より5500人が集い、シンポジウム、ディスカッション、研修会などが行われ、充実した3日間となりました。
 この大会の中で、特に印象に残ったことは、「その人がその人らしく生活する」には、どのような支援をすれば良いのかということです。介護老人保健施設は、認知症や障害を呈した高齢者が利用されており、「その人らしい生活」を実現することが難しく、日々のリハビリ業務の中でも壁にぶつかることが多々あります。その中で、各施設での取り組みを、発表、ディスカッション等で聞き、その情熱を感じることが出来ました。今大会で得た知識を、日々の業務に役立てられるように、私も今後とも努力していきたいと思います。

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協和ヘルシーセンター 事務部 事務主任 橋本勝

 平成20年8月27日から3日間、京都市の国立京都国際会館にて開催された、全国介護老人施設大会の京都大会に参加させて頂きました。
 来年4月の介護保険改定まで半年と迫っているため、具体的な改定の情報などを期待しましたが、まだ何も決定していないのが現状のようです。また、介護労働者の人材不足に関する話題もあがり、処遇向上を図るため、介護事業所の経営状態などを踏まえ、今後改定に向けて検討していくようです。
 今回のメーン講演会は、ベストセラー「がんばらない」の著者で、諏訪中央病院名誉院長の鎌田實先生の講演会でした。公開記念講演のため大会参加者以外にも、京都市民の一般の方々が行列を作るほどの大盛況でした。テレビでお見受けする時と同じように、穏やかな口調で、聞き手に分かりやすく、講演の内容には大変感銘を受けました。一つ一つの言葉に、医療・介護に対する熱意の様なものを感じ取ることができ、恒貴会の基本理念「相手の立場に立つ」の言葉の意味を改めて理解することができました。
 その他、演題発表(口演・ポスター)や福祉・医療機器展など、多彩な内容で、普段の業務に役立つ内容が盛りだくさんの大会でした。京都ならではの文化や雰囲気にも触れられ、充実した3日間を過ごすことができました。

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